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2012年07月28日

ガソリンランタン メンテナンス

特に調子は悪くないけど、最近レギュラーガスで酷使していたので分解メンテナンスしました。

ガソリン器具は定期的にメンテナンスをしないと後が面倒ですからね。

まずは分解から!

このコールマンのランタンは丸グローブが付いていますが、現行の286Aです。
コールマンガソリンランタンは基本構造が、ほぼ同じなので他機種も同じような感じです。
ガソリンランタン メンテナンス


使用する工具はコレだけ。
モンキーレンチ、ドライバー、コールマン純正スーパーレンチ、コールマン純正チェックバルブレンチ
ガソリンランタン メンテナンス


初めにベンチレーターとグローブを外します。
ガソリンランタン メンテナンス


ジェネレーターを止めてあるナットをスーパーレンチを使い外します。
ガソリンランタン メンテナンス


ジェネレーター本体を外す時は必ずバルブを閉めてエキセントリックブロックを上に出す。
引っ掛ているクリーニングロッドを外せばジェネレーター本体が取れます。
ガソリンランタン メンテナンス


外したクリーニングロッドの先端は針のようになっていて触るとすぐに曲がってしまうので絶対に触らないようにする。
ガソリンランタン メンテナンス


ジェネレーターの下にフレームを止めているナットがあるので、これを外すとフレーム本体が取り外せる。
ガソリンランタン メンテナンス
ガソリンランタン メンテナンス


フレーム下のカラーを外すために、バルブホイールを外す。
ガソリンランタン メンテナンス
ガソリンランタン メンテナンス


バルブを分解していきます。
ガソリンランタン メンテナンス


バルブ本体をタンクから外す際はモンキーレンチ、またはバイスを使う。
この部分を初めて外す場合、とても硬いので注意!
ガソリンランタン メンテナンス


外したバルブAssy
ガソリンランタン メンテナンス


お次はポンプ部分
スーパーレンチの先の部分でポンプフラッシャーを外す
(次の工程のエアシステムを外すために2回転位緩めておく)
ポンピングしても圧が掛らない場合はポンプフラッシャーの先のポンプカップ(ゴムの部分)の磨耗が原因です。
諦めて交換しましょう。
ガソリンランタン メンテナンス
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残っているエアシステムを時計の反対回しで外す。
ガソリンランタン メンテナンス


チェックバルブレンチを使いチェックバルブを外す。
このレンチはUSA版とカナダ版がありますが、現行ランタンはUSA版を使います。
ガソリンランタン メンテナンス


これが、とてつもなく硬いので押し込む力8、回す力2位で回さないとナメてしまいます。
ナメてしまうと悲惨な結果が待っていますので十分注意です。
ガソリンランタン メンテナンス


外れたチェックバルブとエアシステム
ガソリンランタン メンテナンス


これが分解したパーツ達!
ガソリンランタン メンテナンス


ここから清掃開始!

使用ケミカルです。
主な詰まりはブレーキ&パーツクリーナー
燃料等が腐食し、固着した汚れはクリーナーキャブを使います。
ガソリンランタン メンテナンス


ランタンやストーブの調子が悪い原因の8割方は、このジュネレーターの詰まり。
本来は交換する部品なのですが、クリーニングロッドのカーボンを落とせば再使用可能!
600番の耐水ペーパーで水研ぎします。
ガソリンランタン メンテナンス
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ジュネレーター本体はケミカルでスプレー噴射して汚れを吹き飛ばします。
ガソリンランタン メンテナンス


バルブシステムの穴という穴もケミカル噴射していきます。
ガソリンランタン メンテナンス


チェックバルブもケミカル噴射します。
この部品は上下に降り、カチカチと音がすれば正常です。
音がしない場合は中のバルブが固着しているため、ポンプフラッシャーをポンピングするとポンプフラッシャーからガソリンが逆噴射します。
この場合は素直に交換しましょう!
ガソリンランタン メンテナンス


バルブシステムなど真鍮部品は金属みがきを使うと、かなり鏡面になるので美しくなりますよ!
ガソリンランタン メンテナンス


清掃は、これで完了!
逆の手順で組み上げればOKです。

組み上げの注意点としては

バルブシステムを組む場合は必ず液体パッキンを使います。
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これを必ず結合部に塗らないとガソリン漏れが発生します。
ガソリンランタン メンテナンス
ガソリンランタン メンテナンス
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ポンプフラッシャーを組み付けた後はコールマン純正リュブリカントを2,3滴注入します。
これが密閉性を保ったり、ポンプカップの寿命を延ばしますので定期的に注入します。
ガソリンランタン メンテナンス


ここまでくれば、もう一息です。
ちなみに金属みがきを使うと、こんなピカピカになりますw
ガソリンランタン メンテナンス


ガソリンランタン メンテナンス


組み上がったランタンにガソリンを入れ、ポンピング!
ガソリン漏れがないか各部をチェック。
ガソリンランタン メンテナンス


最後にランタンを点火し、5~10分様子を見てみる。
問題なければ完了!
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保管方法は燃料を必ず抜いておきましょう。
タンク内に錆が出たり、バルブシステムやチェックバルブが確実に詰まります。

一度憶えてしまえばストーブにも応用できるし、メンテナンスする楽しみもありますからね!

本来はコールマンディーラーに依頼したほうが確実です。


作業を行う場合は自己責任で!



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この記事へのコメント
キャンプWEBマガジン「CAMP HACK」編集部の松田と申します。

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それではご連絡お待ちしております。

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Posted by 「CAMP HACK」編集部 at 2017年02月20日 12:41
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